まさに東京といった風景
2014年3月24日月曜日
2014年1月13日月曜日
讃岐うどんは立禅の如く
今年最初の三連休を利用して香川県へ。アートの島として名高い直島の観光が目的だったが、せっかくだからと高松空港から高松港へ移動する間、栗林公園付近の讃岐うどん屋に立ち寄った。
松下製麺所(食べログ)
これまで行ったどのうどん屋とも異なる雰囲気がそこにはあった。
店内ではどの客もほとんど言葉を発せず、慣れた様子で流れるように注文を進めていく。器を取り、店主にうどん玉を入れてもらい、自分で湯掻いて出汁を入れ、必要なだけトッピングを加え、自分なりの一杯を完成させる。
その後席に着き黙々と食べ始める。どの客も器の中のうどんしか見ていない。しかし一方で、そこにはうどんへのいかなる感情も現れていない。特に味わう様子すらなく、浅く呼吸しているかのように、どこまでも自然にうどんを啜っていく。そのようにして皆5分ほどで食べ終わり店を後にしていく。
後でこの特異な体験を振り返り、そして思い至った。この傍から見たら異常でしかない客個々人の意識の完結性、定形的でスムーズな所作、そしてどこか静謐な雰囲気。これに似たものを以前体感したことがある。以前弓道をやっていた際に慣れ親しんだ射場の雰囲気だ。的を射抜くというという目的のためだけにその場に列し、予め定められた所作を淀みなく行い、一意専心で目的を果たし、物言わず去る。香川のうどん屋では、立禅と言われる弓道と並ぶほど、日常とは隔絶された、客によるうどんへの深いコミットが体現されていた。
いつか、高松市内より辺鄙なところにあるよりディープな讃岐うどん店を巡る旅をしてみたい。そこには村上春樹さんに「僕のうどん観にとっての革命的転換があったと言っても過言ではない(辺境・近境)」と言わしめた、価値観を揺さぶるようなうどんとの出会いが待っているのだろう。
松下製麺所(食べログ)
これまで行ったどのうどん屋とも異なる雰囲気がそこにはあった。
店内ではどの客もほとんど言葉を発せず、慣れた様子で流れるように注文を進めていく。器を取り、店主にうどん玉を入れてもらい、自分で湯掻いて出汁を入れ、必要なだけトッピングを加え、自分なりの一杯を完成させる。
その後席に着き黙々と食べ始める。どの客も器の中のうどんしか見ていない。しかし一方で、そこにはうどんへのいかなる感情も現れていない。特に味わう様子すらなく、浅く呼吸しているかのように、どこまでも自然にうどんを啜っていく。そのようにして皆5分ほどで食べ終わり店を後にしていく。
後でこの特異な体験を振り返り、そして思い至った。この傍から見たら異常でしかない客個々人の意識の完結性、定形的でスムーズな所作、そしてどこか静謐な雰囲気。これに似たものを以前体感したことがある。以前弓道をやっていた際に慣れ親しんだ射場の雰囲気だ。的を射抜くというという目的のためだけにその場に列し、予め定められた所作を淀みなく行い、一意専心で目的を果たし、物言わず去る。香川のうどん屋では、立禅と言われる弓道と並ぶほど、日常とは隔絶された、客によるうどんへの深いコミットが体現されていた。
いつか、高松市内より辺鄙なところにあるよりディープな讃岐うどん店を巡る旅をしてみたい。そこには村上春樹さんに「僕のうどん観にとっての革命的転換があったと言っても過言ではない(辺境・近境)」と言わしめた、価値観を揺さぶるようなうどんとの出会いが待っているのだろう。
2013年5月14日火曜日
ワークショップにおけるファシリテーションのポイント
高校生や大学生へのワークショップで、経験やスキルが大きく異なる相手に向けてファシリテーションを行うという貴重な経験を積むことができた。備忘メモとして気づいた点を書き残しておきたい。
参加者のスキル/知識に応じてサポートする範囲を調整する
参加者とのコミュニケーションから以下の点を検証し、 サポート範囲を調整
・意見をまとめるまでのアプローチが考えられるか?
・イシューを考える枠組みを作ることができるか?
・各枠組み内のキーとなるアイディアが出せるか?
・抽象的なアドバイスを具体化できるか?
・具体的なヒントを要するか?
検討時の仮定は具体的に、かつ当事者意識を持てるように設定する
・温暖化したらどうなるか?→平均気温が5℃ ずつ上がったらどうなるか?
・10年後のテクノロジーは?→ 10年前の携帯は白黒でようやくメールができるくらいだった。今後10年は更に上回る早さで変化が起こるのでは?
・自分が(超具体的なロール)だったらどうする?一日の過ごし方を語って想像を膨らませる。
アイディアは深みと幅の二軸で抽出する
・深み:現象→課題→打ち手(適応策/対応策)という問題解決への流れ、具体化、 アイディア間の連結
・幅:アイディアの網羅性、アナロジー、プラス/ マイナス面の影響
突飛なアイディアが出るよう意識的に誘導する
ブレイクスルーを実現するには既存の枠外の冗談のようなアイディアが必要
・大喜利的な軽い雰囲気を演出して「ネタ」を出させる
・現状や実現性は別として、素直に理想形を想像させる
・冗談のような外れ値的アイディアに着目して膨らませる
具体→抽象とまとめつつ、最後提言に仕立てる際もう一度具体に戻す
・机上の空論ではなく、地に足が着いたアイディアとする
・実行するステップが具体的にイメージできるようになる
・反論しやすいように具体的なソリューションを挙げ、反論を取り込んでブラッシュアップする
2013年3月11日月曜日
震災の記憶
いつも「泥」のことを思い出す。
宮城県に住む家族が被災したが、沿岸部ではなく内陸部だった こともあり、壁にヒビが入り食器や家具が壊れる程度で済んだ 。住宅はリフォームを進め、食器や家具は買い換えれば元の状 態に戻っていく。次第にその状態をデフォルトとして、記憶は上書か れていくのだろう。
震災発生の数週間後、津波の被害に遭われた家屋を復旧するボランティアに参加した。その際、スコップ で掻き出した泥が強く記憶に残っている。潮気や様々なものを 含んだ、日常生活では存在し得ない匂い。体勢を崩すほど手に残るずっしりと重い感触。あの日の災厄を象徴しているようで、のまれることを想像する までもなく、心根が鷲掴みにされるような恐怖を感じさせるものだった。
月日を経ても、フィジカルな記憶は強く残り続ける。自分にとっ てはあの泥が震災の記憶であり、今も心の奥底に堆積している。
宮城県に住む家族が被災したが、沿岸部ではなく内陸部だった
震災発生の数週間後、津波の被害に遭われた家屋を復旧するボランティアに参加した。その際、スコップ
月日を経ても、フィジカルな記憶は強く残り続ける。自分にとっ
2013年2月21日木曜日
Confusion is Next
新しい会社の感想。
"The more we embrace this chaos, the more we embrace the brilliant possibilities that might emerge." / Leo Babauta
"The more we embrace this chaos, the more we embrace the brilliant possibilities that might emerge." / Leo Babauta
2013年1月25日金曜日
Last day as a consultant
本日が現職の最終出社日でした。
同時に、新卒から続けたコンサルタントとしてのキャリアも終えることになります。清濁合わせて思い入れのある仕事だったので、寂しさを拭えません。いつまで経っても自分のOSはコンサルタントであり続けると思います。
およそ二年半の短い期間でしたが、現職では素晴らしいメンバー達との出会いに恵まれ、非常に濃密でエキサイティングな日々を過ごすことができました。協働して頂いた方々には心から感謝しております。本当に楽しかった。
第三者ではなく当事者として働きたいとの思いが大きくなったこと、また自分の本質的なキャラクターと合っている社風の会社に声をかけて頂いたこともあり、今回の選択に至りました。
充電/放電期間を経て、2月半ばより六本木のインターネット系事業会社にて、営業戦略の企画・推進を担うアナリストとして勤務します。業界・職責・勤務形態と新しいことづくめで不安は尽きませんが、マーケットリーダーとしてインパクトある仕事ができるよう、精進して行きたいと考えております。
同時に、新卒から続けたコンサルタントとしてのキャリアも終えることになります。清濁合わせて思い入れのある仕事だったので、寂しさを拭えません。いつまで経っても自分のOSはコンサルタントであり続けると思います。
およそ二年半の短い期間でしたが、現職では素晴らしいメンバー達との出会いに恵まれ、非常に濃密でエキサイティングな日々を過ごすことができました。協働して頂いた方々には心から感謝しております。本当に楽しかった。
第三者ではなく当事者として働きたいとの思いが大きくなったこと、また自分の本質的なキャラクターと合っている社風の会社に声をかけて頂いたこともあり、今回の選択に至りました。
充電/放電期間を経て、2月半ばより六本木のインターネット系事業会社にて、営業戦略の企画・推進を担うアナリストとして勤務します。業界・職責・勤務形態と新しいことづくめで不安は尽きませんが、マーケットリーダーとしてインパクトある仕事ができるよう、精進して行きたいと考えております。
2013年1月22日火曜日
Personal BPO
遵法精神には欠けるが、生産性という点では極めて有能だった、とある大手IT企業社員のニュースが興味深かった。
[自分の仕事を無断で中国に“アウトソーシング”していた従業員]
[自分の仕事を無断で中国に“アウトソーシング”していた従業員]
会社随一のソフトウェア開発者と見なされていたある企業の社員が、実は自分の仕事を中国の企業に低価格でアウトソーシングしていたことが、VPNのログ調査で発覚した。
(IT media ニュース)
自らの業務を中国の企業にアウトソースし、社内最高レベルの評価と10万ドル以上の報酬を得ていたとのこと。このケースは以下二つの観点で話の種となるだろう。メモメモ。
経営陣にBPOを促進/先進国ホワイトカラーへのホラーストーリー
高い報酬に値する付加価値の高い仕事すら、中国企業がより安価・高品質・短納期で実現できる。BPOの対象業務は総務や人事といったバックオフィス業務を超えてきている。あなたの仕事も早々に彼らに取って代わられるかもよ・・・。
会社員のアントレプレナーシップを啓発
より効率的なスキームを自分で考え実行することで、型にはまった定形業務の多い会社員でも仕事の生産性を劇的に向上できる。競争の厳しい時代、結果を出すためなら社内外のリソースを活用するくらいじゃないと!
風呂掃除スポンジのイノベーション
スーパーで出会った風呂掃除スポンジを見て、これこそイノベーションだと感動した。掃除する人なら、この形状による助かり具合いが分かるはず。
もし「コモディティとなっている風呂用スポンジを、競合に勝てるように改良して下さい」というお題が出されても、この発想に至るのは難しいだろう。
・よく落ちるように研磨力を上げる
・ぬめりを無くすために抗菌素材とする
・長く使えるように耐久性を上げる
・安価な材料で安く作る
以上が従来の商品と連続性のある発想。考えつくのにさほど困難ではない。
しかし、この棒に干せるよう形を変えるというのは、新しい価値を付加した非連続な発想となる。実際に売り場でもこの形はこの商品だけだった。
その上、矢羽が上を向いており、浴室内の棒にかける穴の場所が、直感的に分かるようになっている。UXも優れており、本当に素晴らしい。こういうユーザーの用途を起点にした発想がイノベーションを生むのだろう。
もし「コモディティとなっている風呂用スポンジを、競合に勝てるように改良して下さい」というお題が出されても、この発想に至るのは難しいだろう。
・よく落ちるように研磨力を上げる
・ぬめりを無くすために抗菌素材とする
・長く使えるように耐久性を上げる
・安価な材料で安く作る
以上が従来の商品と連続性のある発想。考えつくのにさほど困難ではない。
しかし、この棒に干せるよう形を変えるというのは、新しい価値を付加した非連続な発想となる。実際に売り場でもこの形はこの商品だけだった。
その上、矢羽が上を向いており、浴室内の棒にかける穴の場所が、直感的に分かるようになっている。UXも優れており、本当に素晴らしい。こういうユーザーの用途を起点にした発想がイノベーションを生むのだろう。
2013年1月9日水曜日
小説作品の位置付け
年末年始はまったり読書して過ごし、改めてその良さを再確認してました。そんな中、小説作品について、自分にとって、良い作品とそうでない作品を決定付ける基準は何なのかという疑問が生じたため、例と共に思いをまとめてみました。
(※売上部数は個人的な評価に影響しないので除外してます)
小説作品の位置付け from Chihiro Fuji
2012年12月3日月曜日
家電量販店は、製品軸ではなく消費者のライフスタイル軸で売り場を作るべき
久しぶりに家電量販店で買い物したが、提案力を強化する方向でストアコンセプトを改革する必要があると感じた。
ヒーター売り場で彼女がスマホで価格.comにアクセスし最安値を調べ、彼氏が店員と交渉するというツーマンセルのネゴシエーターのようなカップルを見たが、そんな消費者が普通に出てきているともう今の安値訴求型では厳しい。既に地域最安値の競争からオンラインの全国最安値を目指す競争になってる(dysonを海外ECサイトから個人輸入したうちの母にとっては、世界最安値か)。
しかし、そもそも比較されるネット店舗とは、駅前一等地の家賃負担や人件費負担があるためコスト構造が異なり、いくら調達力やリベートがあっても、限界利益が出せるプライスレンジが高い。頼みの綱のポイント制だって、純粋にキャッシュの安値で訴求しているECと比較する消費者サイドから見たら、買い物先を固定される枷でしかない。
ネット店舗と比較して、今、ここに現物があることが量販店の強みなのだから、ECと同じように単純に製品軸で売り場を構成するのではなく、IKEAのように、ライフスタイル別に家電を世帯単位のセットで提案するべきではないだろうか。
顧客接点である一階にそんなライフスタイルを提案するフロアがあり、それから製品を見に行くという動線でも良い。製品軸ではなく、消費者のライフスタイル軸に転換しなければならない。居住スペースを反映した世帯軸でも、デザイン感度を基にしたデザイン軸でも良い。
マンション住まいの単身世帯が欲しいものと二世帯住宅に住むおじいちゃんが欲しいものは異なり、Macユーザーでインテリアにこだわる消費者が欲しい家電と、DellのPCユーザーで部屋のスペース利用最適化にこだわる消費者が欲しい家電は違うはずだ。
ライフスタイルベースで家電を提案し、やがてビックロのように生活軸で部屋にある商品全てを統合して提案する。そのくらい売り場の付加価値を高めなければ、固定費負担が高い大規模店舗を抱える以上、量販店というビジネスモデルは早々に死亡してしまうのではないか。そんな危うさと変革の必要性を感じずにはいられなかった。
2011年7月20日水曜日
二つの涙
10ヶ月にも及ぶ全社戦略立案支援プロジェクトを無事完遂し、クライアントに催して頂いた打ち上げへ。クライアントより、支援が無ければ完了できなかったとの感謝の言葉を頂き、また社内でも十指に入るくらい会社のことをよく知っている、とのお褒めの言葉を頂き、報われた気持ちから帰りの電車で涙を流す。
ちょうど二年前の今頃は正反対の涙を流していた。
今とは別のファームに居た当時、1年にも及ぶ業務改善プロジェクトに疲弊し切り、途中でドロップアウトすることとなった。長期間の深夜退社と休日出勤で心身共に消耗し、その上人事上のマネージャーからはそれでも仕事量が足らなく甘えに過ぎないと叱責され、現場のチームリーダーからは自己管理が出来ていないと非常に低い評価を付けられた。「東京に出てきて1年、こんなにも働いたのに、行き着いたのはこんな結末なのか」と考えるとあまりに悔しく、クライアント社屋近くの公園で大声をあげて泣いた。
思えば、あの二年前の墨を飲むような屈辱と流した涙が、今日の涙まで至る原動力となってくれた。今の自分にとって、この二つの涙は同じくらい重要な資産となっている。
ちょうど二年前の今頃は正反対の涙を流していた。
今とは別のファームに居た当時、1年にも及ぶ業務改善プロジェクトに疲弊し切り、途中でドロップアウトすることとなった。長期間の深夜退社と休日出勤で心身共に消耗し、その上人事上のマネージャーからはそれでも仕事量が足らなく甘えに過ぎないと叱責され、現場のチームリーダーからは自己管理が出来ていないと非常に低い評価を付けられた。「東京に出てきて1年、こんなにも働いたのに、行き着いたのはこんな結末なのか」と考えるとあまりに悔しく、クライアント社屋近くの公園で大声をあげて泣いた。
思えば、あの二年前の墨を飲むような屈辱と流した涙が、今日の涙まで至る原動力となってくれた。今の自分にとって、この二つの涙は同じくらい重要な資産となっている。
2011年7月3日日曜日
技巧の形跡から推し量るレベルの高さ
Jay Rubinが英訳した村上春樹「ノルウェイの森」を読んでいると、素敵な翻訳がなされた箇所を発見。
「『グレート・ギャツビー』を三回読む男なら俺と友達になれそうだな」。
このセリフが、次のように訳されていた。
"This man says he has read The Great Gatsby three times," he said as if to himself. "Well, any friend of Gatsby is a friend of mine."
文学にも英語にも疎い素人としての意見だが、この"Well, any friend of Gatsby is a friend of mine."へのtranslateにプロの仕事を感じた。言語の違いの背後にある文化の違いが、実に簡潔に表されているように思う。
「『グレート・ギャツビー』を三回読む男なら俺と友達になれそうだな」。
このセリフが、次のように訳されていた。
"This man says he has read The Great Gatsby three times," he said as if to himself. "Well, any friend of Gatsby is a friend of mine."
文学にも英語にも疎い素人としての意見だが、この"Well, any friend of Gatsby is a friend of mine."へのtranslateにプロの仕事を感じた。言語の違いの背後にある文化の違いが、実に簡潔に表されているように思う。
2011年3月6日日曜日
良い資料を作るための観点
討議資料や報告書といった資料を作るにあたっての観点を、自分なりにまとめてみる。
結論から言って、良い資料とは情報伝達効率の高い資料である。
そもそも資料は、何かを誰かに伝えるために作る。よって、その伝達効率が高い資料が良い資料と言える。
・情報伝達効率が高いとは、情報を劣化させないで、かつ少ない量で多くの情報を伝えることができることを指す
- 情報が劣化しない:伝えたいことが100あった時、資料化で100→80とならないようにする。
- 少ない量で多くのことを伝える:伝えたいことが100あった時、読み手の労力を削減するために、10(一枚あたり情報量)×10(資料数)ではなく、50×2になるようにする。
・資料作成の際は、まず何を書くかを決め、その後どう書くかを考えるという二つのステップを踏む
- 何を書くか決める:コミュニケーション能力を駆使し、問題解決・論点整理のために今、何を、どこまで検討すべきかを考える。
- どう書くか決める:
1.メッセージの構造化:左脳的な論理的思考力を駆使し、伝えたいことの構造を演繹的、もしくは帰納的に明確化する。
2.レイアウトのメイキャップ:右脳的なデザインセンスを駆使し、色合い(最大3色)や図表、枠線の太さやフォントに注意し、美しい資料に仕上げる。
このどう書くか考えるステップが非常に重要。経営に携わる人達は得てして時間がないので、一目見て見にくい(醜い)と感じられたら一気に伝達効率が落ちてしまう。
資料は自分の「作品」。時間的制限に留意しつつも、クオリティ向上のために、最大限工夫しなければならない。
結論から言って、良い資料とは情報伝達効率の高い資料である。
そもそも資料は、何かを誰かに伝えるために作る。よって、その伝達効率が高い資料が良い資料と言える。
・情報伝達効率が高いとは、情報を劣化させないで、かつ少ない量で多くの情報を伝えることができることを指す
- 情報が劣化しない:伝えたいことが100あった時、資料化で100→80とならないようにする。
- 少ない量で多くのことを伝える:伝えたいことが100あった時、読み手の労力を削減するために、10(一枚あたり情報量)×10(資料数)ではなく、50×2になるようにする。
・資料作成の際は、まず何を書くかを決め、その後どう書くかを考えるという二つのステップを踏む
- 何を書くか決める:コミュニケーション能力を駆使し、問題解決・論点整理のために今、何を、どこまで検討すべきかを考える。
- どう書くか決める:
1.メッセージの構造化:左脳的な論理的思考力を駆使し、伝えたいことの構造を演繹的、もしくは帰納的に明確化する。
2.レイアウトのメイキャップ:右脳的なデザインセンスを駆使し、色合い(最大3色)や図表、枠線の太さやフォントに注意し、美しい資料に仕上げる。
このどう書くか考えるステップが非常に重要。経営に携わる人達は得てして時間がないので、一目見て見にくい(醜い)と感じられたら一気に伝達効率が落ちてしまう。
資料は自分の「作品」。時間的制限に留意しつつも、クオリティ向上のために、最大限工夫しなければならない。
2011年3月4日金曜日
任天堂、岩田社長のビジョン
華々しく報じられたiPad2とは対照的な、GDC(ゲーム開発者会議)@サンフランシスコ、任天堂岩田社長の基調講演より抜粋。(http://www.nintendo.co.jp/n10/gdc2011/index.html)
・プラットフォームビジネスに働くインセンティブ
スマートフォンやソーシャルネットワークのプラットフォームの目的は、そのプラットフォームがつくられた目的もそうですが、私たちとは異なっています。これらのプラットフォームには、ビデオゲームソフトの高い価値を維持する動機がありません。彼らにとっては、コンテンツは誰か他の人が作るものであり、彼らのプラットフォームにより多くのソフトを集めることが目標となります。より多くの量を集められればお金が流れるのです。量こそ利益の手段であり、価値は大した意味を持たないのです。
・任天堂が定義する"イノベーション"
簡単なことです。私たちは常に自問をしています。「いま不可能だと思っていることで、可能にできることはないだろうか?」と。
・エンターテイメントビジネスの本質
この産業が進化して、供給手段やビジネスモデルが変化しても、変わらないことが一つあります。第一に必要なもの、それはやはりコンテンツなのです。
隆盛を極めるプラットフォームビジネスの裏で、コンテンツレイヤーとデバイスレイヤーで地道にイノベーションを続ける任天堂。その地味ながらも、しかし着実な歩みこそ注視すべき。そう感じさせる素晴らしいスピーチだった。
・プラットフォームビジネスに働くインセンティブ
スマートフォンやソーシャルネットワークのプラットフォームの目的は、そのプラットフォームがつくられた目的もそうですが、私たちとは異なっています。これらのプラットフォームには、ビデオゲームソフトの高い価値を維持する動機がありません。彼らにとっては、コンテンツは誰か他の人が作るものであり、彼らのプラットフォームにより多くのソフトを集めることが目標となります。より多くの量を集められればお金が流れるのです。量こそ利益の手段であり、価値は大した意味を持たないのです。
・任天堂が定義する"イノベーション"
簡単なことです。私たちは常に自問をしています。「いま不可能だと思っていることで、可能にできることはないだろうか?」と。
・エンターテイメントビジネスの本質
この産業が進化して、供給手段やビジネスモデルが変化しても、変わらないことが一つあります。第一に必要なもの、それはやはりコンテンツなのです。
隆盛を極めるプラットフォームビジネスの裏で、コンテンツレイヤーとデバイスレイヤーで地道にイノベーションを続ける任天堂。その地味ながらも、しかし着実な歩みこそ注視すべき。そう感じさせる素晴らしいスピーチだった。
2011年1月19日水曜日
美人の条件とそのメリット
雑誌Pen 2011 2/1号 (No.283)は美人特集。
今ホットな女優・モデルを紹介するだけではなく、美人に関してグローバルな比較、ヒストリカルな時系列比較、美人社長から美人犯罪者、はたまた美容整形まで、と流石な網羅感を発揮した厚みのある特集となっている。
・美人の条件は各国様々
各国でヒアリングした美人の条件が列記されているが、お国柄が出ていてなかなか興味深い。アメリカのセクシー重視はまあ周知のものとして、「胸が大きいと全てに成功する」とまで言われるチェコ、対象的に「中性的で少女的な体型」が美人とされるスウェーデン。この特集の仮説を念頭に各国旅して検証したら、きっと楽しい旅行となるだろう。
・美しさは罪と言うが、美人は罪が軽くなる傾向がある
美人犯罪者の項目の中で量刑判断における美人であることのメリットが挙げられている。紹介されているメリーランド大学のシーガル、オストローヴ論文によると、
美女が加害者の場合
・人は美女が悪いことをすると、本性は悪くないのにそうせざるをえない社会に原因があったのではないかと考える
(一方で人は美女がよいことをすると、元々の資質だと考える)
・窃盗罪を犯したと仮定し美人とそうでない人の写真を見せたところ、美人の罪は軽く判断され、懲役年数には倍の開きが出た
被害者の場合
・より同情を集め、犯人の量刑が重くなる傾向がある
これらを考慮すると、最も理不尽なケースは、美人が被害者でそうではない人が加害者である時か。なるほど。
(そんなことを言う資格があるのか、という点は置いておいて)私見を述べると、美人の条件は容姿、哲学、努力だと思う。容姿のみなら可愛い、綺麗で足りる。思想性や何かに取り組む姿勢等、内面的な要素が加わって初めて美人足り得る。そんな印象がある。
今ホットな女優・モデルを紹介するだけではなく、美人に関してグローバルな比較、ヒストリカルな時系列比較、美人社長から美人犯罪者、はたまた美容整形まで、と流石な網羅感を発揮した厚みのある特集となっている。
・美人の条件は各国様々
各国でヒアリングした美人の条件が列記されているが、お国柄が出ていてなかなか興味深い。アメリカのセクシー重視はまあ周知のものとして、「胸が大きいと全てに成功する」とまで言われるチェコ、対象的に「中性的で少女的な体型」が美人とされるスウェーデン。この特集の仮説を念頭に各国旅して検証したら、きっと楽しい旅行となるだろう。
・美しさは罪と言うが、美人は罪が軽くなる傾向がある
美人犯罪者の項目の中で量刑判断における美人であることのメリットが挙げられている。紹介されているメリーランド大学のシーガル、オストローヴ論文によると、
美女が加害者の場合
・人は美女が悪いことをすると、本性は悪くないのにそうせざるをえない社会に原因があったのではないかと考える
(一方で人は美女がよいことをすると、元々の資質だと考える)
・窃盗罪を犯したと仮定し美人とそうでない人の写真を見せたところ、美人の罪は軽く判断され、懲役年数には倍の開きが出た
被害者の場合
・より同情を集め、犯人の量刑が重くなる傾向がある
これらを考慮すると、最も理不尽なケースは、美人が被害者でそうではない人が加害者である時か。なるほど。
(そんなことを言う資格があるのか、という点は置いておいて)私見を述べると、美人の条件は容姿、哲学、努力だと思う。容姿のみなら可愛い、綺麗で足りる。思想性や何かに取り組む姿勢等、内面的な要素が加わって初めて美人足り得る。そんな印象がある。
2011年1月3日月曜日
New Year's Resolution
明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願い致します。
2011年は、本職で結果を出すことは大前提として、よりスキルアップに主眼を置いた一年としたいと思います。外部から受ける刺激のインプット、処理、アウトプット、フィードバックといった一連の流れを高速で回し続ける。その中で自分独自の「回路」を洗練させていくことを目指します。
1.インプット
ジャンル、媒体問わず「いい仕事」との接点を増やすことを心掛ける。
2.処理
得た情報から、仕事や生活に活かすという観点の下、抽象化しエッセンスを抽出する。
3.アウトプット
処理した情報を外部に出せる状態に言語化する。情報の量や質に応じてblog,Facebook,twitter,私的ノートといったように出先を使い分ける。
4.フィードバック
一連のサイクルの流れや速度や得た気づきから、「回路」を進化させる。
上記のプロセスの中で最も重要なのは、全てのプロセスの前提となるインプットの精度です。子供のような好奇心・素直な好奇心をインセンティブに周りに目を光らせ、大人の質的判断でセレクトし、コストパフォーマンスに優れたインプットを積んで行きたいと思います。まだまだ愚かな幼児として、何事からも10学ぶことを心がけて。
本年も何卒よろしくお願い致します。
2011年は、本職で結果を出すことは大前提として、よりスキルアップに主眼を置いた一年としたいと思います。外部から受ける刺激のインプット、処理、アウトプット、フィードバックといった一連の流れを高速で回し続ける。その中で自分独自の「回路」を洗練させていくことを目指します。
1.インプット
ジャンル、媒体問わず「いい仕事」との接点を増やすことを心掛ける。
2.処理
得た情報から、仕事や生活に活かすという観点の下、抽象化しエッセンスを抽出する。
3.アウトプット
処理した情報を外部に出せる状態に言語化する。情報の量や質に応じてblog,Facebook,twitter,私的ノートといったように出先を使い分ける。
4.フィードバック
一連のサイクルの流れや速度や得た気づきから、「回路」を進化させる。
上記のプロセスの中で最も重要なのは、全てのプロセスの前提となるインプットの精度です。子供のような好奇心・素直な好奇心をインセンティブに周りに目を光らせ、大人の質的判断でセレクトし、コストパフォーマンスに優れたインプットを積んで行きたいと思います。まだまだ愚かな幼児として、何事からも10学ぶことを心がけて。
2010年12月6日月曜日
2010
個人的に誕生日を基準として一年をカウントアップしているので、
一言で言えば、飛躍の年でした。
色々な事がありましたが、これらの多くを共に体験し、ずっと後押ししてくれたパートナーに最大の感謝を贈り、
これにて終了となった2010年度。トピック別に「ベスト」を振り返ります。
(※書籍等は発売日ではなく、体験した時点を基準としています)
<エンタメ>
・ベストシーン
グアムのウェスティン近くのビーチで見た夕陽
よくある壁紙集のような、非現実的な光景でした。
・ベストコンサート
高鈴Live@原美術館
ストリングスを伴い歌われた「夜にうもれて」は本当に印象的でした。
・ベスト美術展示
奈良美智さん「セラミック・ワークス」@小山登美夫ギャラリー
立体・陶器となったあの女の子の、たゆんとした頬の線。最高でした。
・ベストホテル
富士屋ホテル@箱根
伝統と格式の大切さを再確認。
雰囲気、サービス、カレーが印象に残っています。
・ベストBar
anotherdoor@恵比寿
異空間かと思わせる雰囲気に心酔しました。
パーティや料理教室も充実しており、実に居心地の良い時間を過ごせました。
・ベストゲーム
真・女神転生 STRANGE JOURNEY(アトラス)
難易度、世界観、システム、三拍子そろって素晴らしい出来でした。
・ベストノベル
最後の物たちの国で(Paul Auster)
全てが朽ちていく地獄からの手紙。
希望がさらなる絶望を招く衝撃は小説ならではの威力だと思いました。
・ベストCD
該当なし
・ベストおでかけ
カピバラ詣で@市原ぞうの国
念願叶って、実物のカピバラに触れることができました。
餌をやり、撫で、追い掛け回す。その至福。
<食>
・ベストレストラン
墨絵@新宿
信じ難いコストパフォーマンス。
5千円未満で文句のないコースが堪能できます。
・ベスト焼肉屋
亀戸ホルモン@恵比寿
上ミノ、上ハラミ最高。アクセスも良し。(次点:ミート矢澤、牛の蔵)
・ベストケーキ
パティシエール葉山@鎌倉
流石の上品な甘さ。焼き菓子も美味しかったです。
<ビジネス>
・ベスト達成事項
転職
お陰さまで、非常に充実した日々を送っております。
嘘のように幸せです。
・ベスト流行語
握る
事前に合意、了承、好感を得ておいて、物事を円滑に進めること。
ロジック病の反動か、この一年こればかり言っていた気がします。
・ベストビジネス書
あえて、「ハゲタカ」(真山仁)
上記の「握る」スキルを磨くという視点で読むと、単なる経済小説の枠を超えて、実に有用なテキストとなります。
(※書籍等は発売日ではなく、体験した時点を基準としています)
<エンタメ>
・ベストシーン
グアムのウェスティン近くのビーチで見た夕陽
よくある壁紙集のような、非現実的な光景でした。
・ベストコンサート
高鈴Live@原美術館
ストリングスを伴い歌われた「夜にうもれて」は本当に印象的でした。
・ベスト美術展示
奈良美智さん「セラミック・ワークス」@小山登美夫ギャラリー
立体・陶器となったあの女の子の、たゆんとした頬の線。最高でした。
・ベストホテル
富士屋ホテル@箱根
伝統と格式の大切さを再確認。
雰囲気、サービス、カレーが印象に残っています。
・ベストBar
anotherdoor@恵比寿
異空間かと思わせる雰囲気に心酔しました。
パーティや料理教室も充実しており、実に居心地の良い時間を過ごせました。
・ベストゲーム
真・女神転生 STRANGE JOURNEY(アトラス)
難易度、世界観、システム、三拍子そろって素晴らしい出来でした。
・ベストノベル
最後の物たちの国で(Paul Auster)
全てが朽ちていく地獄からの手紙。
希望がさらなる絶望を招く衝撃は小説ならではの威力だと思いました。
・ベストCD
該当なし
・ベストおでかけ
カピバラ詣で@市原ぞうの国
念願叶って、実物のカピバラに触れることができました。
餌をやり、撫で、追い掛け回す。その至福。
<食>
・ベストレストラン
墨絵@新宿
信じ難いコストパフォーマンス。
5千円未満で文句のないコースが堪能できます。
・ベスト焼肉屋
亀戸ホルモン@恵比寿
上ミノ、上ハラミ最高。アクセスも良し。(次点:ミート矢澤、牛の蔵)
・ベストケーキ
パティシエール葉山@鎌倉
流石の上品な甘さ。焼き菓子も美味しかったです。
<ビジネス>
・ベスト達成事項
転職
お陰さまで、非常に充実した日々を送っております。
嘘のように幸せです。
・ベスト流行語
握る
事前に合意、了承、好感を得ておいて、物事を円滑に進めること。
ロジック病の反動か、この一年こればかり言っていた気がします。
・ベストビジネス書
あえて、「ハゲタカ」(真山仁)
上記の「握る」スキルを磨くという視点で読むと、単なる経済小説の枠を超えて、実に有用なテキストとなります。
先まで予測して手を打ち、「負けない」ことの重要さを学びました。
・ベスト進化したスキル
ワークプランニング
この一年、リーダーを経験したこともあり仕事の設計力が飛躍的に伸びました。以前は仕事をすることは自分が手を動かすことでしかなかったのですが、チームメンバー、クライアント、有識者、など他人のリソースを巧くコーディネートして仕事を進めることを習得し、能率が大幅に上がりました。また、質・量共にどこまでやるかスコープを見切ること、リスクを予見して対応策を練ること、なども習得した関連スキルとして挙げられます。
・ベスト進化したスキル
ワークプランニング
この一年、リーダーを経験したこともあり仕事の設計力が飛躍的に伸びました。以前は仕事をすることは自分が手を動かすことでしかなかったのですが、チームメンバー、クライアント、有識者、など他人のリソースを巧くコーディネートして仕事を進めることを習得し、能率が大幅に上がりました。また、質・量共にどこまでやるかスコープを見切ること、リスクを予見して対応策を練ること、なども習得した関連スキルとして挙げられます。
一言で言えば、飛躍の年でした。
色々な事がありましたが、これらの多くを共に体験し、ずっと後押ししてくれたパートナーに最大の感謝を贈り、
一年の締めとしたいと思います。
ありがとう。
ありがとう。
2010年11月30日火曜日
批判者に留まらないように
日経web、インターネットイニシアティブ(IIJ)社長鈴木幸一氏のブログより引用。
「そもそも、批判を生業(なりわい)としていた人や組織が、自ら国の指導者となり、国家を運営する立場に変身することほど、難しいことはない。批判者としての振る舞いと、自ら国家を運営することは、その行動様式はまったく違ったものである。」
引用元では民主党政権への批判という文脈で語られていますが、普段の生活にも言えると思うので自戒を込めてメモ。確かに批判的思考は重要だが、批判者に終始するようではリーダーシップは伴わない。
「そもそも、批判を生業(なりわい)としていた人や組織が、自ら国の指導者となり、国家を運営する立場に変身することほど、難しいことはない。批判者としての振る舞いと、自ら国家を運営することは、その行動様式はまったく違ったものである。」
引用元では民主党政権への批判という文脈で語られていますが、普段の生活にも言えると思うので自戒を込めてメモ。確かに批判的思考は重要だが、批判者に終始するようではリーダーシップは伴わない。
2010年11月20日土曜日
Win-Win
超氷河期と言われるほど激化している、昨今の就職活動。
・「就職内定率最悪、焦る学生 厳しい企業の目」/日経web(11/16)
・「就職内定率:過去最低 「ここまで長引くとは」せっぱ詰まる大学生」/日経web(11/17)
・「大卒内定率、最低の57.6%=「就職氷河期」下回る-10月1日時点」/時事ドットコム(11/16)
私が就職活動を行ったのは金融危機直前、いわゆる「売り手市場」の時でした。頻繁にかつ熱心に開催される様々な企業の説明会に足を運び、会社説明を拝聴する中で、悪い意味で最も印象に残ったのが「Win-Winの関係」という言葉でした。
「顧客やビジネスパートナーとWin-Winの関係を」という文句は当時業界問わず耳にした覚えがありますが、その軽薄な響きやそんな都合のいい取引なんてあり得るのか、という猜疑心から、どうしても好きになれない言葉でした。
しかし、就職して経験を重ねるとそんな認識が誤っていることに気づき、逆に改めてそのコンセプトの重要性を感じるようになりました。(相変わらず言葉としては全く好きになれませんが)
当時「Win-Winの関係」は「お互いが平等に得する関係」であるかと思っていましたが、そうではないのです。そもそも基本的に、マトモな商売であれば、片方が完全に得してもう片方が完全に損をするということはありえません。関係や取引が成立する以上、それは必ず「Win-Winの関係」なのです。
本当に重要なのは、どの程度のWinを得る、与えるかの配分を見極めることにあります。一見平等に見え(せ)て、実際に得られるWinの割合が当方:先方=7:3であっても、また逆であってもそれは「Win-Winの関係」なのです。短期的に稼ぐか長期的に稼ぐかという時間軸や、関係を成長させたいか収縮させたいかという期待度を考慮し、Winの配分を見極めること。幼稚だった当時とは違い社会人となった今、それは確かに、企業活動において非常に重要なコンセプトなのだと思います。
就職活動をしている学生の方は、企業の担当者から「弊社はWin-Winの関係構築を重視しています」と言われたら、「なるほど。例えば、それはどういった事業領域でどのような顧客とどの程度の関係構築に注力されているのでしょうか。私見では~かと思いますが、お聞かせ下さい。」
とでも答えてみて下さい。
斜に構え、心のなかで一笑に付していた当時の私などよりも、ずっと高い評価を得られると思います。
・「就職内定率最悪、焦る学生 厳しい企業の目」/日経web(11/16)
・「就職内定率:過去最低 「ここまで長引くとは」せっぱ詰まる大学生」/日経web(11/17)
・「大卒内定率、最低の57.6%=「就職氷河期」下回る-10月1日時点」/時事ドットコム(11/16)
私が就職活動を行ったのは金融危機直前、いわゆる「売り手市場」の時でした。頻繁にかつ熱心に開催される様々な企業の説明会に足を運び、会社説明を拝聴する中で、悪い意味で最も印象に残ったのが「Win-Winの関係」という言葉でした。
「顧客やビジネスパートナーとWin-Winの関係を」という文句は当時業界問わず耳にした覚えがありますが、その軽薄な響きやそんな都合のいい取引なんてあり得るのか、という猜疑心から、どうしても好きになれない言葉でした。
しかし、就職して経験を重ねるとそんな認識が誤っていることに気づき、逆に改めてそのコンセプトの重要性を感じるようになりました。(相変わらず言葉としては全く好きになれませんが)
当時「Win-Winの関係」は「お互いが平等に得する関係」であるかと思っていましたが、そうではないのです。そもそも基本的に、マトモな商売であれば、片方が完全に得してもう片方が完全に損をするということはありえません。関係や取引が成立する以上、それは必ず「Win-Winの関係」なのです。
本当に重要なのは、どの程度のWinを得る、与えるかの配分を見極めることにあります。一見平等に見え(せ)て、実際に得られるWinの割合が当方:先方=7:3であっても、また逆であってもそれは「Win-Winの関係」なのです。短期的に稼ぐか長期的に稼ぐかという時間軸や、関係を成長させたいか収縮させたいかという期待度を考慮し、Winの配分を見極めること。幼稚だった当時とは違い社会人となった今、それは確かに、企業活動において非常に重要なコンセプトなのだと思います。
就職活動をしている学生の方は、企業の担当者から「弊社はWin-Winの関係構築を重視しています」と言われたら、「なるほど。例えば、それはどういった事業領域でどのような顧客とどの程度の関係構築に注力されているのでしょうか。私見では~かと思いますが、お聞かせ下さい。」
とでも答えてみて下さい。
斜に構え、心のなかで一笑に付していた当時の私などよりも、ずっと高い評価を得られると思います。
2010年10月27日水曜日
偽名でプロバスケットボール選手を目指すことになるか
英語をブラッシュアップする必要性を感じ、
大手町の某大手英会話スクールに説明を受けに行ってきた。
受講前カウンセリングにてカウンセラーの方に学習の目的を訊かれ、
「短期的には日々の業務のため、長期的にはアメリカへのMBA留学のため」と答えた。
するとそのカウンセラーは頷きながら、
大手町の某大手英会話スクールに説明を受けに行ってきた。
受講前カウンセリングにてカウンセラーの方に学習の目的を訊かれ、
「短期的には日々の業務のため、長期的にはアメリカへのMBA留学のため」と答えた。
するとそのカウンセラーは頷きながら、
「なるほど、"N"BA留学ですね。場所柄そういった目的を持った受講生の方も多いんですよ。」と答え、カウンセリングシートにしっかり「"N"BA留学志望」と書いていた。
その後カウンセラーより受講の検討状況を尋ねるメールが届いたので開いてみると、「**様~」、いきなり苗字が間違っている・・・
怒りや呆れる感覚はとうに通り過ぎ、
次はどのポイントでどうやらかしてくれるか、ちょっと楽しみになってきた。
確かにコンサルからプロバスケットボール選手への転身というのは新しく、とても格好良く、この上なく魅力的に感じるが、英語以前に色々なボトルネックがある気がするのだが・・・
そんなキャリア選択をする猛者が集まるこの英会話スクール、私なんかではついていけそうもないと思い、その日は受講相談のみに留め後にした。
その後カウンセラーより受講の検討状況を尋ねるメールが届いたので開いてみると、「**様~」、いきなり苗字が間違っている・・・
しかしこれは、「大胆なキャリアチェンジはリスクを伴うので、取り敢えずは会社に籍を残しながら偽名でトライアウトを受けるのがいい」との心遣いだと受け取った。
怒りや呆れる感覚はとうに通り過ぎ、
次はどのポイントでどうやらかしてくれるか、ちょっと楽しみになってきた。
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