2011年1月19日水曜日

美人の条件とそのメリット

雑誌Pen 2011 2/1号 (No.283)は美人特集。
今ホットな女優・モデルを紹介するだけではなく、美人に関してグローバルな比較、ヒストリカルな時系列比較、美人社長から美人犯罪者、はたまた美容整形まで、と流石な網羅感を発揮した厚みのある特集となっている。

・美人の条件は各国様々
各国でヒアリングした美人の条件が列記されているが、お国柄が出ていてなかなか興味深い。アメリカのセクシー重視はまあ周知のものとして、「胸が大きいと全てに成功する」とまで言われるチェコ、対象的に「中性的で少女的な体型」が美人とされるスウェーデン。この特集の仮説を念頭に各国旅して検証したら、きっと楽しい旅行となるだろう。

・美しさは罪と言うが、美人は罪が軽くなる傾向がある
美人犯罪者の項目の中で量刑判断における美人であることのメリットが挙げられている。紹介されているメリーランド大学のシーガル、オストローヴ論文によると、

美女が加害者の場合

・人は美女が悪いことをすると、本性は悪くないのにそうせざるをえない社会に原因があったのではないかと考える
 (一方で人は美女がよいことをすると、元々の資質だと考える)
・窃盗罪を犯したと仮定し美人とそうでない人の写真を見せたところ、美人の罪は軽く判断され、懲役年数には倍の開きが出た

被害者の場合

・より同情を集め、犯人の量刑が重くなる傾向がある
これらを考慮すると、最も理不尽なケースは、美人が被害者でそうではない人が加害者である時か。なるほど。

(そんなことを言う資格があるのか、という点は置いておいて)私見を述べると、美人の条件は容姿、哲学、努力だと思う。容姿のみなら可愛い、綺麗で足りる。思想性や何かに取り組む姿勢等、内面的な要素が加わって初めて美人足り得る。そんな印象がある。

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