最も響いたセンテンスを以下に引用する(P.104)。
「たぶん僕らはそこに自分のための風景を見つけようとしているのだ。少なくとも僕はそう思う。そしてそれはそこでしか見ることのできない風景なのだ。僕にはおそらくそのような風景が必要なのだ。どれほど使い道がなかったとしても、それらの風景を僕は必要としているのだし、それらの風景は僕らを根本的にひきつけることになるのだ。」
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