高校生や大学生へのワークショップで、経験やスキルが大きく異なる相手に向けてファシリテーションを行うという貴重な経験を積むことができた。備忘メモとして気づいた点を書き残しておきたい。
参加者のスキル/知識に応じてサポートする範囲を調整する
参加者とのコミュニケーションから以下の点を検証し、 サポート範囲を調整
・意見をまとめるまでのアプローチが考えられるか?
・イシューを考える枠組みを作ることができるか?
・各枠組み内のキーとなるアイディアが出せるか?
・抽象的なアドバイスを具体化できるか?
・具体的なヒントを要するか?
検討時の仮定は具体的に、かつ当事者意識を持てるように設定する
・温暖化したらどうなるか?→平均気温が5℃ ずつ上がったらどうなるか?
・10年後のテクノロジーは?→ 10年前の携帯は白黒でようやくメールができるくらいだった。今後10年は更に上回る早さで変化が起こるのでは?
・自分が(超具体的なロール)だったらどうする?一日の過ごし方を語って想像を膨らませる。
アイディアは深みと幅の二軸で抽出する
・深み:現象→課題→打ち手(適応策/対応策)という問題解決への流れ、具体化、 アイディア間の連結
・幅:アイディアの網羅性、アナロジー、プラス/ マイナス面の影響
突飛なアイディアが出るよう意識的に誘導する
ブレイクスルーを実現するには既存の枠外の冗談のようなアイディアが必要
・大喜利的な軽い雰囲気を演出して「ネタ」を出させる
・現状や実現性は別として、素直に理想形を想像させる
・冗談のような外れ値的アイディアに着目して膨らませる
具体→抽象とまとめつつ、最後提言に仕立てる際もう一度具体に戻す
・机上の空論ではなく、地に足が着いたアイディアとする
・実行するステップが具体的にイメージできるようになる
・反論しやすいように具体的なソリューションを挙げ、反論を取り込んでブラッシュアップする