2010年3月18日木曜日

社内歯医者への改善要望

先月から会社施設内にある歯医者に通っているが、いくつか改善要望を抱いている。あまり良い印象を抱かなかったので、あえて偉そうな上から目線で言わせて欲しい。
1.初期診断時に治療のロードマップを示して欲しい
初診時にレントゲンを撮り口腔の現状を把握し、課題を抽出してくれるのは納得感があり良いと思うが、その後の対応が散発的に感じる。これからどうなるのか/何をされるのか、という不安を解消するために、あらかじめ治療の目標と具体的なステップを提示して欲しい。「あなたの歯のあるべき姿はこうで、この位の期間で、〜といったプロセスを経て治療していきます。見積もられるコストは・・・といったほどになります。」というように。
2.治療のPros/Consを明示した上で、複数の治療計画を示して欲しい
「プランAではこういうメリットがあるが、この点がデメリットとなります。プランBでは・・」というように、利点/欠点の明示を伴う複数の治療計画案を提示して欲しい。これが無いと、提示された治療案に対して中々腹落ちせず、他の選択肢があったのではと不安になってしまう。
3.治療の予約がオンラインでできるようにして欲しい
毎回電話で訊かなければ空きスロットが分からないのは顧客にとって心理的な障壁を生み、医院にとっても窓口の女性の業務負担を生じており、利点に乏しい。治療の予約や予約のリマインドメール発信機能を持ったwebサイトを実装して欲しい。患者専用のマイページで治療履歴を確認できるとなお助かる。
社屋近隣で唯一の歯医者という競争に乏しい環境に安住せず、ベストプラクティスを目指して頂ければ幸いである。

2010年3月10日水曜日

おいしそうな餅を描くには

先週からとある新興国を対象とした新規事業戦略案件の提案チームに入り、
新規ビジネスのモデルやアプローチ、ロードマップを考えながら提案書を作っています。
なかなか厳しい経験をしました。一週間で半年分ほど働いた気分。

これまでの仕事と違うのは、以下の3点。
・完全に新しいスキームの案件であり既存のメソドロジーや事例といった「落としどころ」がない
・視点がこれまでのオペレーションというミクロの世界から、国レベルの戦略という非常にマクロな視点へ上昇
・社内外、ステークホルダーが非常に多い

よく「絵に描いた餅」と言われるコンサル業ですが、
いざみんなでやいのやいの言いながら絵を描いてみると、
おいしそうな餅を描くこともなかなか大変なことですね。
誰も知らないVisionを描くには切れるインサイトを持っているだけでなく、あらかじめ広く深い知的インプットを持っていないとならない。今回いざ自分でやってみて勉強の足りなさを痛感しました。

たゆんたゆんしたおいしそうな餅を描きましょう。
手を伸ばしてくれるのなら、ちゃんと手元に届けます。