2013年2月24日日曜日

工学部・水柿助教授の日常

奥様須磨子さんとのやり取り、そして大学生活の中で起こる小さなミステリィが、後の伏線でもなく、大きな結論を支える論拠でもなく、さらさらと現れては消えていく。
小説であることを強調して逆説的にエッセイだと思わせる手法か。今となっては貴重な研究者としての日常は、須磨子さんとの生活が始まったばかりということもありとても楽しそう。きっと青春時代だったのだろう。

工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)工学部・水柿助教授の日常 (幻冬舎文庫)
森 博嗣

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