2011年2月7日月曜日

森博嗣の道具箱

大学の教官としてでもなく、小説家としてでもない、エンジニアとしての森先生による工作のための道具論。何かに取り組むにあたって最も抵抗が大きいのは最初の一歩、腰を上げる時である。そして、良い道具はそのためのやる気を喚起してくれる。そこに良い道具最大の価値がある。

この点非常に納得するが、始めから良い道具を揃えることで、初期投資が嵩むこと、そして私の場合特に、道具を揃えた時点で満足してしまいがちなこと、この二点は負の側面か。最も、初期投資の多さは長続きしかつ道具の稼働率が高い水準を維持出来れば問題ではないのだが。そうなると真の課題は長続きしないことか・・・。

傍らに控え、いつも鼓舞し、長い間前進させてくれる最良のパートナーとして、素晴らしい道具を選び使うことの重要さを再確認。

森博嗣の道具箱―The Spirits of Tools (中公文庫)森博嗣の道具箱―The Spirits of Tools (中公文庫)
森 博嗣

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