2010年4月19日月曜日

Harder, Better, Faster, Stronger

先月から恵比寿のとあるWine Barへ足繁く通うようになり、
常連のお客さんを中心として、新たに様々な人達に出会いました。
クリエイター気質の人々が集まる店という性格もあり、
組織に属さず自らの手で何かを生み出している人々と。

そのような人々との出会いもあり、
最近私の中で私が惹かれる人の定義が
変わってきていることを感じます。

かつて小さな私の世界では、
分かりやすいラインキングに定義された序列が、
選ぶべき道や出会うべきものの判断に少なくない影響を与えていました。
大学(学部)なら東大、京大、
就職ならInvestment Bankや商社、Consulting、
やがてIvy LeagueでMBAを取って事業会社の経営企画や社会起業へ
という誰かが描いた、
もしくは集合知・暗黙知としてのロールモデルの影響。
そのために少なくないコンプレックスを抱え煩悶することもありました。

しかし最近強く思うのです。
「強い組織に居ることすなわち魅力的な人間なのか?
 それが私にとって魅力的な人の要件? 
 そんな簡単な訳ないだろう。」と。

履歴書的なデータでは浮かび上がらない、
その人ならではの言動、雰囲気、価値観、思考と嗜好。
深く広い個性が生み出す不定形の要素。
それらこそが相手を信頼し好きになることに影響を及ぼすと感じます。
ランキングをスタンダードとした演繹的な嗜好から、
「直観」「なんとなく」の世界への移行。
いや、バイアスの少ない少年時代を思えば、
回帰と言えるのかもしれません。

あなたは、
何を好み、何を嫌い、
今何に自分を捧げ、これから何を目指すのか。
それを訊いて、聞いて、感じ、
私の中のあなたを形作りたいと思います。

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