個人的に、ここしばらく読んだビジネス書の中でベスト。77もの仕事でラクするためのメソッドが紹介されているが、それらは決して手を抜くための抜け道的なものではなく、心の平静を保ったまま効率的に仕事を進めるための立派なノウハウである。
「記事には情報か共感があれば良い」、「知識でおびき寄せてエピソードで引きずり込む」、「自由度が低い方が人は集まる」、といったデイリーポータルZの骨格となるコンセプトは、B2Cマーケを考える上で普遍的に役立つもののように思える。
ただでさえ情報過多のウェブで存在感を出し続けるには、ユニークなコンテンツを提供し続けなければならない。そのアイディアをひねり出すためのコンセプト、仕組み、そして企画の立て方は競争力のあるサービスを作る上で欠かせない。実は真面目なコンテンツと力の抜けた文体のバランスが心地よくさっくり読めるが、意外に深く残る。折にふれて読み返したい。
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